海の洞窟 - 新島におけるまちおこしの拠点計画 –今泉ひかり(いまいずみひかり) 千葉大学 工学部 都市環境システム学科
少子高齢化、過疎地域、といった単語が、日本の人口減少を機にあげられている。そんな中、本州から離れた離島地域の人々は、今後どのような生活を送っていくのか。
新しいものを造っていくことは大切である。しかし同時に今まであった残すべき「文化的価値」とは何か、考えなければならないと私は考える。
対象とする土地は、都市化が進んでいる「東京都」に所属しながら、相反して過疎化、そして「コーガ石」とよばれる石の文化が衰退しかけている「新島村」である。自ら「まち」を残していこうと決意している村に対し、ここにしかない資源、人の交流、動線、文化を利用した、住民達が必要とする施設を今回卒業制作で計画した。