盛る新橋“郷山”

2022 千葉県建築学生賞
盛る新橋“郷山”
太田優人(おおた ゆうと)
 日本大学・理工学部・海洋建築工学科

太田優人 かつては“生きるため”に登場した新生マーケット、ヤミ市が新橋にはあった。そこでのにぎわいは「盛り場」と呼ばれ,人々の生活拠点として発展し,ニュー新橋ビル,新橋駅前ビルの地下を中心に今もなおその面影を伝えている。しかし,この二棟のビルを含むエリアは現在,都市再生特区に指定されている。
新橋という街が変わっていく過程で、新陳代謝しやすいシステムが戦後ヤミ市のテキ屋にあった。簡単に施工でき、形態の変更が簡易的なシステムはどの時代にも合わせやすく、その外殻こそが新橋らしさ/新橋のにぎわいである。平和に満たされた都市で、日常に近い場所に再び盛り場を起こし、継承する“郷山”を提案する。

作品シート1

作品シート2

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