2021 千葉県建築学生賞 最優秀賞 / JIA全国出展作品
石にトドマリ、石を感じるワイナリー前橋宏美(まえばし ひろみ) 東京理科大学・理工学部・建築学科
対象地は、「大谷石」の産地、宇都宮市大谷地域。
膨大な凝灰岩の地層に恵まれる大谷町には、200カ所もの採石場跡地が放置され、荒廃の一途をたどっている。この地が死を迎える前に、新たな産業の芽としてワイナリーを計画する。大谷石の食物の貯蔵に適する性能よりワインを熟成し、石の力・歴史を感じることのできる空間を創出する。この点の建築が大谷に放置され取り残された地を1つまた1つと葡萄畑へと変化させ、まちを繋ぐきっかけとなることで、大谷にかつての賑わいを取り戻す。