水都の樹冠

2019 千葉県建築学生賞 最優秀賞 / 市民賞 / JIA全国出展作品
水都の樹冠 -ゼロメートル地帯の道しるべとなる防災・避難公園-
勝部秋高(かつべ あきたか)
 日本大学・理工学部・海洋建築工学科

勝部秋高 浸水をただ待つ街、江東区。水害時にはゼロメートル地帯全ての住民が区内にある高台へ避難する必要がある。しかしこの海水面よりも低い地盤には下町文化が根づいた街が形成されている。水害は建築を破壊するだけでなく、ときに伝統や文化の継承をも途絶えさせてしまうこともある。スーパー堤防の様な土木的な手法ではなく建築的な手法を用いて問題を解決できないだろうか。そこで住民が避難できる公園を積層した建築を提案する。このモデルケースは海抜ゼロメートル地帯に点在していき、東京低地に新たな災害時の道しるべとしてネットワークしていく。こそして地域の里山的存在となり下町文化を次世代に継承していける場所をつくる。

作品シート1

作品シート2

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